無料出会い系サイトは、文字通り登録から利用・退会に至るまでのすべてが無料で利用できる大変便利で使い勝手の良いサイトです。

ポイントの購入や会費の支払いと言った決済の手間が掛からないので、登録してすぐに出会い探しが始められますし、どれだけプロフィールを見てもどれだけメールを送っても料金が発生しないので、ヘビーユーザーの方はもちろん出会い系サイトをはじめて利用するという初心者にもおすすめです。

しかし、そんな便利で使い勝手の良い無料出会い系サイトも、利用するに当たっては注意しなければいけないことがあります。

ここでは、無料出会い系サイトを利用するうえで注意することについて書いています。

無料だからこそ注意が必要!

「出会いにお金をかけたくない…」「有料の出会い系サイトは金銭トラブルが心配…」そんな思いで無料出会い系サイトを利用している方も多いと思いますが、無料だからと言って無作為にサイトを選んだり何も考えずにサイトを使っていると、それこそ思いがけないトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

「無料」というと誰もが気軽さやお得感で気が緩みがちになりますが、その気の緩みこそがトラブルを引き起こす要因にもなりかねませんので、無料だから安心…ではなく、無料だからこそ注意が必要…という思いで利用する事が大切です。

それでは、無料出会い系サイトではどのような点に注意が必要か具体的に見ていきましょう。

サイト内の広告に注意しよう!

無料の出会い系サイトでまず注意しておきたいのは、サイト内にあるバナー広告や外部サイトへのリンクです。

…というのも、無料出会い系サイトの多くはスポンサーからの広告収入で運営されているので、サイト内にスポンサーのバナー広告やリンクが張られているのです。

バナー広告やリンク先には有料のコンテンツを含むサイトも多くあるため、不用意にバナー広告やリンクを押してしまうとそちらで料金が発生することもあるのです。

ですから、無料出会い系サイトを利用する際はバナー広告や外部サイトへのリンクはできるだけ押さないようにすることが大切です。

姉妹サイトや提携サイトに注意しよう!

次に注意しておきたいのが、登録した無料出会い系サイトの姉妹サイトや提携しているサイトの存在です。

無料出会い系サイトの中には、利用者が登録した情報を姉妹サイトや提携サイトと共有して運営しているケースも少なくないのです。

利用者から見れば無料出会い系サイトに登録したことで姉妹サイトや提携サイトの利用もできるようになりますが、姉妹サイトや提携サイトには有料のコンテンツを含むサイトも多いため、不用意に利用してしまうと料金が発生する場合があります。

ですから、本当にお金をかけずに出会いを見つけたいのであれば、姉妹サイトや提携サイトを利用せずに登録した無料出会い系サイトだけを利用するようにしましょう。

外部サイトへの誘導に注意しよう!

無料出会い系サイトでは、外部のサイトへ誘導する目的で参加している業者と呼ばれる存在にも注意が必要です。

業者は相手会員になりすまし、メッセージのやり取りのなかで「もっといいサイトがある…」とか「別のサイトでやり取りしたい…」と言った言葉を使って他のサイトへの登録を促します。

そして、利用者が他のサイトへ登録すると同時に連絡が取れなくなってしまいます。

誘導されて登録したサイトはほとんどが悪質なサイトで、高額な料金を請求されることになります。

でも、なぜ無料出会い系サイトに業者が出没するのでしょうか?

無料出会い系サイトは、男女ともに登録はもちろんすべての機能が完全無料で使い放題…この手軽さこそが業者にとっても利用しやすい環境となっているのです。

不特定多数の会員が集まる無料出会い系サイトで、プロフィールや掲示板への書き込みだけで業者を見極めるのはほぼ不可能ですが、少なくともメッセージのやり取りのなかで他のサイトへ誘導する素振りがあれば業者である可能性が高いので、そのような場面に遭遇したらすぐにメッセージのやり取りをやめるようにしましょう。

個人情報の流出に注意しよう!

無料の出会い系サイトでは、メールアドレスなどの個人情報の流出にも注意が必要です。

…といっても、ここでの注意は無料出会い系サイトからの流出ではなく、メッセージのやり取りのなかで相手会員に騙し取られる流出になります。

…というのも、多くの無料出会い系サイトでは直アドや電話番号と言ったお互いの連絡先が自由に交換できるようになっています。

ですから、相手が個人情報の収集目的で参加している者であれば、いとも簡単に個人情報が騙し取られることになるのです。

無料出会い系サイトではお互いの距離感を縮めるためにも、そしてリアルな出会いを実現するためにもお互いの連絡先を交換したくなりますが、メールアドレスなどの個人情報が悪意を持った者に流出してしまうと、スパムメールや詐欺被害に発展する可能性もあるので注意が必要です。

連絡先の交換は、メッセージのやり取りを通してお互いに信頼関係を築くことができてからにしましょう。

また、メールアドレスが流出したときのことを考えて、交換するメールアドレスは捨てアド(フリーメールアドレス)にしましょう。